2011年9月21日

冬の足音


8月一杯までは、各自夏休みを取っていて何となくホリデーモードだったが、9月にはいり、みんな戻り職場も通常モードになった。夏休みが終わると、今度はすぐにクリスマスの休暇を検討し始めたり、残っている有給休暇をどこにはめ込むかなど、その辺に次の楽しみを備え始める同僚たち。私もどこか行こうかなと思っていたが、あらたなプロジェクト(プライベート)発足で変更。

そんなことや、また、寒くなりはじめたこともあり、春に出かけたアイスランドを思い出した。私が訪ねた国々のなかで最も小さい国。温泉大国で、水道をひねると温泉が出てきた。写真はブルラグーン、蛍光ブルーっぽい色の巨大露天風呂だ。温度はぬるめなので一日入っていられるし、なかでビールやアイスも食べられる。温泉とビールが楽しめるイギリスから近い国。また、行きたいね。

2011年9月13日

Best of England

八月の最後の日曜日、二十年来の古い友人が訪ねてきてくれた。

5日間の滞在中に出来る限りのよいイングランドを披露したく翻弄した。ちょっと忙しかったけれど、ベストに近いイングランドツアーだったんじゃないかと、自己満足している。

プレミアリーグ・ユナイテッドVSアーセナル戦に始まり、湖水地方、マンチェスターでアフタヌーンティ、ロンドン観光、ストーンヘンジにコッツウォルズと盛りだくさん。

さらに特に力が入ったのは、「イギリスは不味い」という汚名返上すべく食事選択。自宅でもイギリス色のあるメニューにして、ロンドンでは、人気の新しいレストランなどに行ってみた。どれも美味しいと言ってももらえたが、友人のリクエストで挑戦したフィッシュアンドチップスは、どうやら口に合わなかったようだ。まあ、これは私の選択じゃないし、なにごとも経験よと笑う。私自身、フィッシュアンドチップスは年に1回食べるかなというところ。日本人にはフィッシュアンドチップのフィッシュだけをお持ち帰りにして甘酢あんかけなど合わせるとちょうどいい脂っこさである。ちなみにフィッシュアンドチップスの店で私自身は別のメニューを注文したし。

飛行機にかかった時間だけでも丸二日、遥々中東経由でハイシーズンのイギリスへ来てくれた友人。ありがとう。今度はスコットランドへ行きましょう。

真夏の日本から来た友人は、私の気温表現が間違っていると指摘。私は、服装は日本の4月ぐらいがちょうどいいかもと出発前に伝えたが、友人曰く、日本の11月が正しいそうだ。到着してすぐ友人は上着を購入。

写真は、ストーンヘンジ。この日はよく晴れた。晴れた日、どこまでも続くように思われるイギリス西南部の牧歌的な風景。車で走り抜けながら、「イングランド悪くないよなー」と思った。

2011年9月8日

負の引力

ご無沙汰であります。こちらいたって元気。 

実は、夏があまり好きではない。特に7月の終わりからお盆に入るまで数週間が苦手だ。

漠然とした落ち着かなさというか、何かよくない力が渦巻いているような不安があって、子どもの頃から、この数週間は気分が安定しない。これを私は「夏の強さと負の引力の仕業」と考えている。このドキドキするよな引力はだいたい毎年お盆を迎える少しぐらい前にピークを迎える。85年に日航ジャンボ機の墜落事故が起きたとき、子どもながらにこの引力は自分だけが感じていたものじゃないんだなと強く思った記憶がある。うっかりしているとこの力に負けてしまう怖さがある。
 
そんなこともあり、この時期はあまりものごとを深く考えたり、無理に行動したりしないようにしている。静かに仕事に向かい、まっすぐ帰り、また翌日仕事へ向かい、という静かな生活を目指す。しかし、ぼーっとしていると人はこの引力に導かれてしまう。8月6日の夜、ロンドンで暴動が起こった。週明け月曜日の9日、出勤しようと表に出ると自宅向かい道路が閉鎖され、何やら物々しい。通りを挟んだ反対側の建設中のマンション屋上のクレーンの上で自殺志願の男性が何やらわめいているという騒ぎ。翌日、10日、帰宅途中、電車を待っているとき、どうもいつもとは明らかに違うザワザワとした嫌な気配を感じながら帰宅すると、その晩は、マンチェスターでも暴動騒ぎが起こった。あー、今年もいっぱい引っ張られちゃったなと思う。
 
幸いマンチェスターの暴動は子どもの火遊びに近い幼稚な印象を残しただけで治まった。政治的背景もなく、ただ単に店から物を盗むことに終始した低能な内容だった。 

お盆が過ぎるとなんかホッとする。じわじわとやる気が出始め、9月にはいろいろと希望も湧いてくる。


と、いうのがブログ更新していなかった理由です。この夏は体調も崩さなかったからよかったよかった。 写真は暴動で壊されたコンビニ前のATM付近。しばらくベニヤ貼られてました。