2013年5月29日

新しいヘアドレッサー

いままで、通っていたところの、美容師が出世したかなんだか知らないが、どんどん値上がりするのに、サービスや技量に変化がみられないのに不満を抱き、前々回から、新しいヘアドレッサーへ行き始めた。

同僚の中国人の女の子のヘアカラーの具合がよく見えたので、彼女の紹介で、中華街にある中華系のヘアドレッサーへ。一歩店に踏む込めば、もうそこはチャイナ。店の中に小さいな祭壇があってお線香をたいているため、お寺のような香り。これって、日本人としてはなじみがあるので、けっこう落ち着く。

初めてその店に行ったときにおどいたことが、いくつかあった。

日曜日だったせいか、すごく混んでいた。ただ、美容師一人でやっている店と聞いていたので、「こんなにたくさん、客を回せるの?」と。そして、しばらく様子を見ていると、どうも中国人は家族とか友達同士とか「ユニット」形式で美容院に来るのだ。ある学生風の男の子のは友達とおぼしきほか3人と、ある女性は、子供、母親、妹?と推測できる家族単位、また、ある男性は妻らしき女性と。ほとんどの客が誰かと一緒なのだ。

どうりで、入店した際に「おひとり?」みたいなこと聞かれたわけだ。

美容院って団体で行くものなのか?紹介してくれた同僚曰く、美容院は退屈だからみんな誰かと来るんだよって。チャイナ式エンターテイメントの様相を垣間見る。そんななので、店の中はもう大騒ぎ状態。中国を旅行したみたい。

美容師の私よりちょっと年上(と思うが年齢不詳)の女性、手際や技量はかなり良いと思われる。東洋人の髪はやっぱり東洋人にいじってもらうのがいいなと思わされる。ただ、彼女の面白いところは、毎回、「長さはキープね」といいながら、仕上がると、「5センチ切った」とか言う。いまでは、髪は白髪が目立たなくて、扱いやすければ良いぐらいのこだわりなので、私としては、似合う髪型ならまあその辺はどうでもいいかなとおもったりするのだが、やっぱ、若い子だったり、こだわり派には、長さそのままでと言って5センチ切ったというのは結構問題ではないのか?

ともかく、手際がよく、なおかつ丁寧にやってくれて、価格は前の店より三割ほど安いので私としては大変満足なのである。